徒然すぎて草。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん

tinderのやり取りでリスク回避をする方法

季節の挨拶

10月になろうというのに暑くなったり、かと思えば急に寒くなったり、季節があべこべな中、諸氏におかれましてはいかがお過ごしだろうか。

隙間ほどにも僅かな秋の空気の中、ふと上を見上げてみると、ぼやけるような夏の帳は取り払われ、空がより深くなったように思える。

河原にでも寝そべって空を見つめていると、まるで空が覆いかぶさって、落ちてくると思ってしまうのは詩的な感傷に浸り過ぎだろうか。

中国の故事では、これをまさに「杞憂」と呼び表したものである。

 

さて、今日の話を始めよう。

今回のテーマはずばり、

いかに法的なリスクを避けてtinderや出会い系で女性とやり取りをするか、

である。

続きを読む

24歳社会人が童貞を捨てるまでとその後

 季節の挨拶

夏の空気から湿気が抜け、徐々に秋の足音が近づいてきた中、皆様はいかがお過ごしだろうか。

蝉に変わり様々な虫が鳴くようになった今、夏のことを振り返ってみるのも悪くない。

否、私は振り返らなければならないのだ。

学生時代に大人の階段を昇ることなく、目の死んだ社会人になって3年目という私が、童貞を捨てたこの夏のことを。

つまるところ、この記事は「初体験レポ」というものになるのだが、正直な話をしよう、私はこれを書くのに迷いがあった。

なぜなら、私は「彼女」なる概念を連れ立って童貞を捨てたのだ。

私の破綻した人間性に残った一片の良心が、他と違った関係性になった彼女に関連する事柄をインターネットに放つのをためらっていた。

だが、私は知っていた。

全ての物事には始まりがあり、終わりがあるということを。

つらつらと言葉を並べたが、勘のいい諸氏なら既にお分かりであろう。

 

秋にして既に別れ、同時に咎める良心とも別れを告げた。

これで心置きなくブログ記事に出来る。

さぁ、いってみよう。 

 

ファーストコンタクト/マッチング

「彼女」とマッチしたのは5月のことだ。

その頃はtinderの所作にもだいぶ慣れ、4人ほどと並行してやり取りをし、アポまで持っていくような日々を送っていた。

↓の記事の女性と同じくらいの時期にアポを取り付けたのだが、タッチの差で「彼女」の方が後になった。 

persona-kaza310.hatenablog.com

 

当時、上野の美術館でグスタフ・クリムトの展覧会をやっていることを知っていた私は、あわよくば女性と一緒に行けたらな、などと夢想していた。

そんな中、マッチした「彼女」のプロフィールには、クリムト展の文字があった。

正直、1枚目に使われていた画質の荒い写真にある顔はあまりタイプではないかもしれないな、と思ったが、今まで何人かと会ってきた経験から言って、直に見れば可愛いとか美人に見えるという話は十分にあり得る。

私は迷う間もなく、「彼女」とやり取りを始めることにした。

やり取りの内容は、クリムトの絵のどういうところが好きか、みたいな感じで始めたと記憶している。

4往復くらいクリムト展の話題だけでやり取りをした頃、私はこんな事を思った。

「いい加減ネタが尽きてきたし、これ以上に引き延ばすのは何のためにやり取りをしているのかがお互い分からなくなるのでは?」

ここで、私はほぼサイコロを振る時のような気持ちで一緒に行きませんか、と送った。

返事は快諾であった。

その後、会うまでの日は好きな小説や音楽、周りの人のことなどについて話して場を繋いだ。

相手に取り入るためなら、「彼女」の好きなバンドの曲をいくつか聞いて感想を述べることなど労力のうちに入らない。

 

ファーストコンタクト

そして約束の日がやってきた。

待ち合わせの20分前に駅に着いてしまった私は、休まらない気持ちを鎮めるために遠くを見ていた。

相手が来るか否かについて不安を抱えるのは、マッチングアプリに手を出した男が背負う業である。

一応、当日になって「彼女」から先んじて交換していたLINEは何回か飛んできていたものの、出会い系の中には当日にまでメールをしながらすっぽかすという手の込んだことをする人もいたので、実際に会うまでは当日のメッセージなど何の救いにもならなかった。

今のところtinderですっぽかされたのは↓の一件だけだが(完全に自爆)、慣れないものはいつになっても慣れないものだ。

persona-kaza310.hatenablog.com

 

永劫とも思えるような時間から、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ(神よ、神よ、なぜ私を見捨てたのですか)」と切なげに呟く練習でもしようかな、と思い出したその時、隣の方から声がした。

もしかして、風見さんですか?

すっぽかされずに済んだ瞬間である。

目がぱっちりしていて可愛らしい。

 

男女の交渉と駆け引き

クリムト展を堪能した後、夜も上野で食べていきましょうという話になった。

「彼女」曰く、イマイチな人であればクリムトだけ見て帰ろうかな、と思っていたとのことなので、どうやら私は第一の関門を突破したようだった。

選んだのはドイツソーセージとクラフトビールやワインが飲める店だった。

店内はナチュラル調の装飾がされ、個室ではないもののガヤガヤしておらず、隣の席の話し声がギリギリ聞こえないくらいの離れ方であった。

端的に言って雰囲気がいい。

隣の席に男女のカップルが座ったのが見えた。話している雰囲気から、彼らも今日会ったばかりだというのが見て取れた。

「彼女」と話した内容は今までのアポで散々繰り返した流れの反復である。

クリムト展の感想に始まり、どんな仕事をしているか、周りにいる人がどういう人か、家族に対してはどういった心持ちでいるのか。

心が歪むことなく成長した人間の来歴がそこにはあった。実に素晴らしいことである。

徐々に恋愛の話に踏み込み、セクシャルな話題も小出しにしていく。

「彼氏にするならどんな人がいいの?」

私のことを一番好きでいてくれる人

「最後にしたのは?」

えー、言わなきゃだめですか。社会人になってからはしてないですけどー

 

こういう時に大事なことは2つある。

1つは、表情を変えないことだ。

にやけるでもなく、真顔でもなく、今日の天気を聞くかのような調子で何気なく。

何人もの女性と会ってようやく、そういうことが出来るようになった。

2つ目は、どうでもいいと思うことだ。

目の前の女性に嫌われようが、自分は全く傷つかないと心の底から信じること。

自分には目の前の1人しかいないなどと、清水の舞台から飛び降りるような調子で臨むから恐ろしいのだ。

どうせ並行してやり取りしている人はあと2,3人いるのだし。

そう思うと心は随分と楽になる。

 

と、ここまで話をしてみたものの、実はこの日には行為に及んでいない。

彼女の提案で2軒目に行った後、とりあえず私の方から誘ってはみたものの、家が遠いからという理由で割と強めに帰る意思表示をされたため、「次の人でも探すか」と思った私はそのまま帰ることにした。

 

ところが、帰りの車中でもLINEのやり取りが続き、一週間もやり取りが続いた頃、彼女の方からまた会いたいと連絡が来た。

思えば相手の方から会いたいと言われるのは初めてだったので、これは強めに関係を結んでおく、つまるところ恋人の関係を構築するのも一つの手だな、と考えた。

2度目のデート、私はとあるバーを選ぶことにした。そこは以前にも行ったことがあり、料理も酒も雰囲気もいいことを知っていたからだ。

バーテンダーが場を離れたのを見計らって私は言う。

「大事なことだから酔ってしまう前に言っておきたいんだけど」

なんですか?

「付き合ってみませんか」

考える素振りを見せる「彼女」。「彼女」を横目に酒に口を付ける私。

こんなに平静な気持ちでいられる告白があるんだな、と我ながら感心した。7割くらいの勝算があると踏んでいたからだ。

よろしくお願いします

人間性の一部を獲得した瞬間である。

店を出て歩きながら私は言う。

「素直に嬉しいよ、彼女が出来たのは初めてだからさ」

今まではどっちつかずな関係が多かったんですか?

「そんな感じだね」

ひどい奴だな

嘘は言っていない。一時期、彼女でもなく友達とも言い難い関係の女性の知り合い(↓この人)がいたのだから。

persona-kaza310.hatenablog.com

 

ただ、どうやら彼女は私がこれまでセフレしか作ってこなかったと勘違いした様子だった。それはそれで都合がいい。

余裕がないと思われるのも癪である。

この日は日曜だったので、明日も仕事があるということで行為には及ばず別れを告げた。

 

幼年期の終わり

さて、運命の日がやってきた。

 「彼女」が行きたいと言ったTeam Laboの施設で「tinderでよく見る『映える』系のプロフ画像はここで生産されているのだな」という感傷に浸って数時間後。

私は酒に少しふらつく足取りで「彼女」の手を取り、新宿のラブホ街へ向かった。

 

本当にするんですか、ラブホには行ったことがない、今日はちょっと危ない日というか……かなり久しぶりで、いや、別に風見さんのことは嫌じゃないけど……

 

と言葉を重ねる「彼女」を見て、これが典型グダというやつか、と合点した。

女性が自分を軽く見られたくないと本能的に感じるがために、Noを提示する現象。

だが、手を引く私の動きに、「彼女」から何の反発もなかった。

私は問う。

じゃあ、キスなら? そう、でも他人に見られるのは嫌でしょ。

こうして10分くらいグダッた後、私たちは部屋に入ることになったのだった。

 

初めて入るホテルの部屋に、テンションが上がる「彼女」。

これでAVを見るのは贅沢が過ぎないか? と思わずにいられない大画面のモニターに、扉が透明なガラス張りの、ジャグジー付きの風呂場。風呂場の照明のスイッチを入れた途端、淫らな雰囲気の桃色になった。

互いに上着をハンガーにかけ、ベッドの上で服を着たまま身体をまさぐり唇を交わす。

徐々に服を剝いでいき、下着姿になった「彼女」にどうして欲しい、と問う。

首を舐めて」という乞いに応えて執拗に舐めてやる。

徐々に「彼女」の息が上がり、声が漏れる。

時間間隔がふやけてあいまいになった頃、 彼女は言った。

こんなに長く舐めてくれる人初めて……

安心してほしい。私も女の首を舐めるのは生まれて初めてだ。

童貞だから加減が分からないんだよ。

気をよくした私は「彼女」の胸の方に指や舌を這わせたが、くすぐったい、と返すばかり。

南無三、私がこれまで摂取してきたアダルトコンテンツの描写はやはりあくまでもフィクションでしかなかったということだろうか。 

私の中の冷静な私が答える。

それ以外の何者でもないだろ。サタミシュウの小説は忘れろ。

童貞だった私は、胸では感じず、首で感じる「彼女」のリアリティに打ちのめされるばかりであった。

これで秘所に触れても何もなかったら、サレンダーもありうるな(何に?)、という考えがよぎる。

縦に走った筋を人差し指と中指で開き、恐る恐る舌を這わせる。

本当にこれであっているのか? と疑念を抱きながら舌を這わせるのは、未開の地の夜闇を、カンテラ1つのみで歩くのに等しい。ただ、1つだけ違うのは、夜闇では物音を立てぬように歩くが、今直面している「彼女」に対してはそうではないということだ。

水音をわざと立てるたび、「彼女」の身体が震えている……気がする。本当のところは「彼女」以外知る由もない。

だが、一つだけ確かなのは、繰り返すたびに大きな反応が返ってきていることだった。

そして、その時の訪れは彼女の口から告げられた。

入れて、と。

私は頷き、これまで私の手しか相手のいなかった孤独な息子を取り出した。

彼女が驚いた様子で言う。

大きくないですか? 入るかな……

「他の野郎のと比べたことがないからな……。ただ、前にその辺の自販機に売ってるようなゴムを付けようとしたらパッツパツで、志茂田景樹の脚みたいになったんだよな……」

志茂田景樹……?

「ファッションの一環で網タイツ履いてる小説家なんだが」

あっ、思い出した。ちょっと、笑わせないでくれます?

 

「彼女」から「そこじゃない……」と言われて数回、遂にその時がやってきた。

室内のBGMを凱歌とし、自分の身体が前へ滑っていく感覚。

他者の侵入による圧迫感に苦悶の声を上げる「彼女」。

焦らず、ゆっくりと進んでいき、「彼女」の深奥へ達した時、私の頭の中には、ただ一つの思いだけがくりかえしくりかえしこだましていた。

 私はもはや童貞ではないのだ。

 

呵々大笑

挿入が終わった後、「彼女」には私のサイズに慣れてもらうために、じっと動かずにキスをしたり、首を舐めたりしていた。

すると、「彼女」が段々と慣れてきたと言うので、私はその言葉に従い、少しずつ動き始めることにした。

そうして行為に及び続けること優に30分は過ぎた頃だろうか。私はある思いに頭を巡らせていた。

 全然イク感じがしない……。

「彼女」が、ではない。私の方がだ。

 「彼女」の方は、騎乗位でなにやらいい角度を見つけたらしく、一心不乱に腰を振っていて、私もそれに合わせて動いてみていた。

そして、「彼女」は時折かすかに声を漏らしながらビクビクと身体を震わせている。

私の方はと言えば、まんじりとも快感の波が上がってくる気配がなく、ビクビクと震える動機が全くない。

これまで一人遊びをし続けたことを本気で後悔しかけた。

そんなことを考えている内に、自分のやっていることが段々可笑しく感じられてきて、 あるところで大笑いしてしまった。

後に「彼女」は語った。

急に笑い出したのマジで怖かった

ちなみにその日は結局、達することがなかった。

「彼女」には申し訳ないな、と思っている。

 

 人の真似事

それからというもの、私たちは初めのうちは週1とか2週に1度というスパンで逢瀬を重ねていたのだが、その中で私はある思いを抱くようになっていた。

人間の真似事をしている、と。

私のこれまでの楽しみと言えばせいぜい、アニメや書籍でも消費して、したいときに散歩と飲酒をするくらいのものであり、誰かと一緒にどうのこうの、というのは基本的に埒外のものだったのだ。

恋愛は時間と金がかかる娯楽だ。

年端も行かない少年少女であれば、学内で毎日のように顔を合わせて、日常の些細なことで何か楽しみを覚えるのかもしれない。

だが、仕事をしていれば話は別だ。休みの都合を合わせる必要はあるし、ファミレスで何時間もとりとめのない話をすることもない。

関係性をもたせるには、相応の心持と余裕が必要であり、なにより私には心が欠けていた。

誰かと共にいるには社会性がいる。それが友達でもない赤の他人の異性であればなおさら。

別に、苦痛ではなかった。ただ、演じているという意識が強かった。

元々、打算的に告白して得た関係性だったから、演じている感覚がするのも当然という話なのだが。

それでも、袖振り合った仲なのだから、他者に時間を使わせて会う以上、「彼女」が私から得られるモノが何かあれば、等と傲慢な事を思ったりもした。

だが、自分が供することの出来るモノが、相手の求めているモノとは限らない。

「彼女」と会うたびに、これまで己という器の中に僅かながらも徐々に注いできた水が減っていくような感覚がした。

私という人間の底が知られるのも時間の問題だった。

決まった相手がいなかった頃は、思索や教養を深める一環で文学作品を読み漁ったりしたが、気づけばそういうこともしなくなっていた(ちなみに、何人かに会った経験からだが、なぜか文学が好きな女性には太宰治の「斜陽」が心に刺さっているケースが多い)

決まったところに留まれば留まるほど、人間としてのレベルが下がっていくような気がした。

このままではいけないな、という考えが強まるにつれて、私が得た関係性に対する思い入れも薄れていった。

もしも「彼女」と別れたら、という未来に対する恐怖は全くなかった。

なぜなら、多少時間がかかろうとも、また同じように相手を見つけるだろうから。

そう考えると、1か月近く会わなくても全然平気になってきて、こうなったらそろそろ決着をつけないとな、と思った辺りで「彼女」から終わりの提案が来た。

メッセージの文面は既に忘れかけているが、確か、「他に好きな人が出来たとかではないが、今は心の余裕がない」といった内容だった。

「いいよ、ここ最近は無理をしている感じがしていたから。短い間だったけどありがとう」といった内容で返事をした。

「彼女」からは「本当に楽しかった。最後までわがままでごめんね」と来た。

円満に別れただけ合格点だろう。私は「彼女」のアカウントを非表示にした。

 

今回の件で分かったのは、私は相手にとって、「心の余裕がない時に拠り所となる人間」ではなかったということだ。

ひょっとすると、私が心の奥底で「彼女」のことを強く求めていなかった姿勢が、知らず知らずのうちに分かっていたのかもしれない。

付き合っている中で、「彼女」との将来を想像することは全くと言っていいほど出来なかった。

つまりは、遊びだ。遊びで人と関わる人間は、自らもまた遊びの範疇での関わりしか持てない、ということなのだろう。

このことはいつか、将来の私にとって大きなビハインドをもたらす時が来ると思う。

私はあまり、他者に縋られるのは好きではないし、ましてや自身の存在意義を他者に依存している人間の厄介さを経験から骨身に沁みているので、仮に拠り所にされたとしても応えるかは分からないが、ただ、技術として拠り所になれるのとなれないのでは大分違う気がするので、今度はその辺りに心を配ってみたいと思う。

 

ここまで滔々と書いてきてしまったが、人として新鮮な経験で楽しかったのは事実なのと、皆が皆、私のような感覚を得るわけではないと思うので、この記事を読んでくださった諸氏には是非とも、道を歩んでみてもらえたら、とささやかながら願っている次第である。

マッチングアプリで偏差値70のアポ取りをしよう

 

季節の挨拶

夏が過ぎ、秋の空気になろうという時節、皆様はいかがお過ごしだろうか。

私はと言えば、一時休止していた右スワイプを復活させたものの中々マッチせず、ブーストしてみたら普段の12倍程マッチしたものだから、

「ひょっとして公式がプロフの浮上率を弄っているのでは……?」

という疑念に駆られ、勝手に許せない気持ちが沸々とした今日この頃である。

なんだかんだで私は元気にしている。

 

今日のテーマ:マッチングアプリでのアポ取りの仕方

さて、今回は「マッチングアプリでのスマートなアポ取りの仕方について」というテーマで書こうと思う。

なぜこんな記事を突然書こうとしたかといえば、こんなツイートたちを見かけたからである。 

f:id:persona-kaza310:20190909235650p:plain

元ツイート

このツイートの画像の内容を要約すると、二十歳そこそこの女子大生と比べ、28歳の筆者(女性)がアポ(デートとは書かずにあえてアポと書く)の際に男に要求する水準が多いことを反省している、というものだ。

 

これに対し、男サイドの感想である。

f:id:persona-kaza310:20190909235742p:plain

引用リプ

>両者とも「選べる側」の立場の人間がいかに驕り高ぶるかという実例

バッサリである。

 

後者の反応に垣間見えるのは、「女性という存在は恋愛市場において男性に対する圧倒的強者であり、その強者は弱者である男性に対し多くを要求して品定めをしている」という文脈の認識である。

この認識については、この記事を読んでくださっている諸氏、特に男性陣は納得のする部分が多いのではなかろうか。

男性陣は試しにtinderの無料プランで、1日の上限である120枚を右にスワイプ(=ライク)してみると分かりやすい。

右にスワイプしたうち、果たして何割がマッチしただろう。

1日に5人マッチしたら上々といったところではないだろうか。

tinder、というより恋愛市場においては、男は1割の打率ですらエース級になる。

 

また、客観的事実として、マッチングアプリに登録している男性は女性の上位80%へライクを送るのに対し、その逆、男性が女性からライクされる割合は上位20%ほどでしかない、といった研究結果もあるくらいである。

 

女性側としてはどうだろう。 

大して意識もしていないのに勝手に強者ということにされて、挙句に品定めしているなどと、人間性すら否定されるかのような言葉を投げかけられ、怒り心頭に発する部分もあるかもしれない。

 

だが、安心して欲しい。

男も普通に品定めをしている。

人間は男も女も、みんな違ってみんなカスである。

 

男性の方は、どうせ一緒に時間を過ごすなら、

顔の造形が整っていて、

スタイルが良くて、

こちらの話を微笑みながら聞いてくれる、

適切に相槌を打つ知性を持った、

最終的にセックスをさせてくれる後腐れのない女の子がいい、などと寝言をほざく。

 

女性の方だってどうせ会うのであれば、

顔が良くて背が高くて、

自分の話を聞いてくれて、

リードしてくれて何も気負わずに済んで、

変な風に迫ってこない男の方がよいだろう。

知的な男を良しとするか、筋肉質な男を良しとするかはその人次第である。

 

 

この状況に対し、Twitterに定期的に出没するキリストはおそらくこう言う。

「では、この中で人を選り好みしたことのない人だけが石を投げなさい」

つまるところ、どちらが強者で誰を搾取しているとか、誰が誰を選り好みしているなどと問うのがそもそも不毛なのだ。

なので、男性に残された道は1つしかない。

それは、いかに偏差値70のムーブをして、最大のアドバンテージを得るか、である。

 

要求されている≒答えが見えていると考える

ここまで読んでも、女性の要求に素直に従う気にならない男性もいるかもしれない。

見ず知らずの他人に心を配り、要求に従うのは場合によっては腹立たしさすら覚えることだ。

それに、

「別に俺は女のこと仲良くなりたいわけじゃないし、ここまでする気はない」

と言い切ってその態度を貫くのであれば、そのまま山奥にでも行った方が精神衛生上いい。

その道の果ては超人への道、永劫回帰の指輪、自らの人生を完全に肯定する祝福である。

 

しかしながら、もしこの記事を読んでいる諸氏が酸っぱい葡萄を諦めきれないのであれば、抱えたプライドは一旦脇に置いて、要求されたこと・要求されていることそのものについて少し頭を巡らせるべきだ。

他人の心とは未知なるものである。それが異性ともなれば尚更だ。

何を欲しているのか? 何が地雷なのか?

少しのミスも油断できないと思うと、何を話せばいいのかも分からなくなるかもしれない。

ここで、考え方を変えてみよう。

何かを要求されている、ということはその部分に関しては答えが見えているということである。

今まで正解が分からなかった問いに、女性からの要求という形で筋道が立ったのである。

これはある意味、福音ではないだろうか?

 

偏差値70のアポ調整について

それでは早速、問題となっている元ツイートの画像から、アポ取りに直接関係する部分を抜き出してみよう。

f:id:persona-kaza310:20190910000051j:plain

南無三、なんという分量だろうか。
  • 日程とエリアの調整が男主導
  • 男側で店をチョイスし、予約する
  • メッセージのやり取りが5往復以内(≒短く収まる)

いかがだろうか。

画像で見ると情報の圧を感じるが、抜き出して箇条書きにするとさほど分量はない。

更にまとめてしまうと、こうなると思う。

  • 男性主導で
  • When(≒いつ)
  • Where(≒どこで≒エリア)
  • What(≒何を≒どんなお店)
  • を必要最低限のやり取りで決定する

つまるところ、相手に手間をかけさせずに要件を詰めるという、恋愛に限らず、仕事や何をするにも当たり前のことが要求されているのである。

例えば、仕事をしている相手が必要なことをつらつらと思い出してはメールや電話で聞いてくるタイプだったらどうだろうか。

……大丈夫か、コイツ?

とはならないだろうか。

 

ただ、少しだけマッチングアプリのアポ取りが仕事と違う部分がある。

それは、一度に送る文量だ。

仕事の場合は、詰めるべき要件をメールに箇条書きにでもして、まとめて送ってしまえばいいのだが、アポ取りの場合は、一気に要件を詰めようとすると「圧」のある長文になって相手に引かれる可能性がある。

元ツイートの画像にも5往復以内とあるのも、これくらいで済むのがちょうどいい分量、ということなのだろう。

こう考えると、マッチングアプリで偏差値70のアポ取りをすることは、プライベートだけでなく、仕事にも役立つ考え方を身に付けることが出来る、ということになる。

一石二鳥とは正にこのことである。我々はアポを承諾し、成長の機会を与えたもうた女性を讃えこそすれ、貪欲だと謗る道理はないのだ。

 

実践編

声高々に偏差値70のアポ取りをしよう、と語るお前の偏差値は一体幾つなんだよ、という話になると思うので、私がこれまでに取ったアポの進め方を提示したいと思う。

私がアポの調整をするのは大体、以下の順番である。

  • アポの承諾
  • 自分の都合がつく日時・エリアを提示、女性の反応から調整
  • 店の予約を請け負った上で、相手の好みや食べられないものを聞く
  • 目星をつけた店の報告
  • 待ち合わせ場所の概要をすり合わせ(最寄り駅の一番近い出口がいい)

会話風にするなら、アポを承諾してもらった前提で、

「ありがとうございます! 平日なら夜で渋谷とか新宿、週末なら都内以外にも足も延ばせるんですが、ご都合のつく日程はありますか?」

「来週の水曜夜に新宿ですね、店探しておこうと思うんですが、何か食べたいものとか、逆に食べられないものとかありますか?」

「(店の名前とURLを記載して)ここにしようと思うんですが、来たことありますか?」

「では当日、新宿のJR西口改札で待ち合わせしましょう!」

みたいな感じになると思う。

 

 前にこの順番でアポをとった女性と会った際に、「遊び慣れている人かと思った。アポの決め方がスマートだったから」というコメントをいただいたことがある。

イキリオタクのようで申し訳ないが、上記のムーブを無自覚にやっていた私は「え? オレなんかやっちゃいました?」程度のノリだったのだが、今になって当該のツイートを見ると、彼女がそう言ったのも頷けるものがある気がする。

 

……その人とは2度会ってはいないのだが。

 

                               ~完~

 

まとめ

いかがだったろうか。私もこの道の駆け出しに過ぎない身であるので、この記事が諸氏の役に立てばこれほど嬉しいことはない。

何かを欲するのであれば、それを手に入れるために筋の通った行動をするべきである、と私は思う。

自らの欲を肯定し、それに正直に生きる、と言ってしまうと倫理観にそぐわない方もいるかもしれないが、倫理観や道徳は決してあなたを幸せにはしてくれないものだ。

ホテルに女の子を連れ込める雰囲気になったにもかかわらず明日の仕事のことが気になって日和ったあげくに後日、LINEを既読スルーされたことのある私だからこそ、こういうことを言うのである。

明日の仕事の事を気にしたって誰も褒めてくれないし、童貞も卒業できない。

正しいだけの正しさや優しいだけの優しさに囚われて欲を満たせずに世界を呪うより、自らの欲を肯定し、人の道を外れない程度に満たす方がよほど健全である。

だからこそ、異性を欲張りだと否定するより、たとえ上っ面でも相手の満足するムーブを心がけてその先へ進んだ方が実りが多いだろう、と、私は思うのだ。

33歳の韓国人留学生の女性と会った話

季節の挨拶

そろそろ梅雨に入ろうというこの時期、当ブログに来訪いただく奇特な諸兄におかれましては、いかがお過ごしだろうか。

私はといえば、己を知り、出来ることと知識、考えを拡張しなければ先に道はなかろう、と思ったので、ヘッセやニーチェ、日本の近代文学などを読み始めた。

もし、あなたが私と同じような状況に陥っているのであれば、ヘッセの『デーミアン』を読むといいと思う。

 作中のエヴァ夫人の「あいまいな望みを抱いてはいけません」という言葉と、彼女が語るロマンスは、恋愛やらに身をやつす者の道しるべとなることだろう。

さて、今回はタイトルの通り、そういう女性と会った話となる。 

 

続きを読む

徒然すぎて草。

…………ヴゥゥ――ンンン――ヴゥーッ、ヴゥーーッ…………。

こうした小刻みな振動が胸元で起きたことで、私がウスウスと目を覚ました時、列車はまだ目的地に着いていないことに気が付いた。車内の電光掲示からまだ時間があると察すると、目覚める原因となった胸元のスマートフォンを手に取る。

ロック画面に記されていたのは、女性からのLINEのメッセージ。

「そろそろ家を出るね!」

そう、私は今日、女の子と美術館へ行く約束をしているのだ。

続きを読む

慕情の擦り切れ

季節の挨拶

桜の花もとっくに散り、青葉が繁ろうとする頃となった。皆様はいかがお過ごしだろうか。

私は前回の失敗から懲りることなく、流れ来る画像を左から右へスワイプし続ける日々を送り、7人目の女性と会うことと相成った。

↓面白おかしい前回の失敗はこちら↓ 

persona-kaza310.hatenablog.com

※精神的自傷は昂揚を伴う麻薬である。 

 

「いっさいの価値はすでに創られてしまっている、――いっさいの価値――それはこのわたしなのだ。まことに、もはや『われは欲す』などはあってはならない!」こう竜は言う。

――ニーチェ著 氷上英廣訳 『ツァラトゥストラはこう言った(上)』(岩波文庫、1967)(p.39)

 

酒のグラスに水を差す余計なものはうち滅ぼさなくてはならない。

余計なもの、それはすなわち翌日の仕事の心配と、罪と恥の意識である。

続きを読む