徒然すぎて草。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん

書評

サピエンス全史第2部(下)

第2部はホモ・サピエンスが農業革命を経ていかに変化したかを語る章だ。 前回はこちら↓ persona-kaza310.hatenablog.com 個々人ではさほど得をしないが、全体としては益をもたらした農業革命の中で、人類は次の問題に直面した。 それは、増えすぎたメンバー…

サピエンス全史第2部(上)

さあ、またサピエンス全史だ。 余談なのだが、会社の昼休みにメモを取りながら読んでいたらかなり注目された。 私のメモの字の汚さにさらに驚かれたが、自分で読み返してみるとところどころ判読不明な個所があって笑ってしまった。 サピエンス全史の第2部は…

サピエンス全史第1部(2)

前回、サピエンス全史という本の解説記事を書いたのだが、ちょっと反省しなければならないことがあった。 persona-kaza310.hatenablog.com この記事、実に3000文字近くあり、非常に長いのだ。やっている本人としては大学のレポートをまとめているみたい…

サピエンス全史 第1部(1)

ブログをやり始めた当初は「書評でもやろうかな~!」と思ったのに全然やっていないのはどうしたことだろう。 理由は単純、面倒だからなのだが、そうはいっても他人が代わりにやってくれるわけでもないので、やはり自分で書くしかない。 というわけで、今回…

読書メーターのすゝめ

はじめに謝っておこう。 この記事のタイトルは「読書メーターのすゝめ」となっているが、 私はそこまで読書メーターのヘビーユーザーではない。 だが、読書メーターの面白さの一端でも伝えられれば幸いだ。

謎の古代文明「アガルタ」#とは

皆さんは「アガルタ」という単語をご存じだろうか。 あ、その単語を最近見たよ!という方の多くは、 クリスマスの夜にラフムよろしく魔神柱を乱獲し、 ソロモンを瞬殺する遊びに興じていた魔術師の方々だろう。 Fate/Grand Order第1部が終わり、第2部へと続…

神林長平「プリズム」から感じた、SF世界観の自由さ

あけましておめでとうございます。 正月の三ヶ日とは言いますが、私の過ごし方は普段とさほど変わりありません。 本屋に行く→面白そうな本を見つける→買う→部屋に積む(以下ループ) どんな本でも1冊1時間ぐらいでパッと読めたらいいんですけどね。 本の山は…

『死神の浮力』などから見る、伊坂幸太郎の『悪』について。

先日、伊坂幸太郎のある作品が文庫化されて書店に並んだ。 そう、『死神の浮力』である。 (Amazonより拝借) 当ブログ初の書評となるこの記事では、『死神の浮力』を中心にいくつかの伊坂作品についても言及しながら、伊坂幸太郎という作家の中にある『悪』…