じわじわと話題になりつつある、《雪月風花 花代・肆》デッキについて
今回は、じわじわと話題になりつつある《雪月風花 花代・肆》デッキについて。
以前から各地のウィクロスパーティで結果を残しているのは目についていましたが、
ここ1週間で話題度が上がったように感じられたので記事にしてみました。
(画像:ウィクロス公式サイトより引用)
・アサシン・ダブルクラッシュ・バーンダメージによる攻撃力が魅力
雪月風花の魅力は何といってもこれらの強力な能力による攻め手が展開できることでしょう。
14弾で追加された
《羅石 スイカリン》をはじめ、《雪月風花》自身の効果によって付与することが出来るアサシンによって、
正面にゲインが立っていようがなんだろうが、点数を通すことが出来ます。
この辺りのアサシンの強さは、
トラッシュに「宝石5枚」の条件を満たすことによって「アーツ以外への耐性」
「鉱石5枚」によって15000のパワーと【ダブルクラッシュ】を得る《羅輝石 マラカイト》
と組み合わさることで比類のない強さを発揮します。
マラカイトは詰めにおいてだけでなく防御面でも優れており、
メインテキストにあるアーツ以外への耐性は、既存のシグニ効果への対策になることはもちろん、
14弾で増加したルリグ効果も効かず、非常に強力だと言えます。
また、LBも状況任せではありますが除去を備えており、効果と合わせて考えると4枚積まない理由が見当たらないカードになっています。
雪月風花・花代と当たることを想定するなら、このカードの存在をまず念頭に置いておく必要がありますね。
・ダブルクラッシュ
また、ダブルクラッシュとそれに付随するギミックも存在し、
<突っ込むぞ掴まれ!
相手のパワーラインが低ければ《羅石 ヒスイ》や《羅石 オリハルティア》
<姉? そこに転がっているのがそうです。
などの効果でカクセン前の面を開けた後にダブルクラッシュとウルバンの追加1点を要求することも出来ます。
無理にパーツを集めに行かなくても致死レベルの点が取りに行ける(=相手の対抗策を要求できる)のはかなりの強みですね。
もちろん、ダブルクラッシュとアサシンが両方付与されたシグニも非常に強力であり、詰めの局面においては非常に強力であることは言うまでもありません。
・バーンダメージ
攻撃を通さずとも効果で点を取り、場合によってはメインに決めに行けるのも魅力の一つです。
そのバーンの役目において大きな役割を果たすのが《羅石 サンスト》。
<妹の顔は忘れました。
第8弾で登場したクロスシグニですが、相方の《羅石 ムンスト》は使いません。
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花代<面接を始めるよ。自己紹介して。
ムンスト<インキュベイト・セレクターから参りました、《羅石 ムンスト》です。
花代<資格は?
ムンスト<はい! 《羅石 サンスト》さんの隣にいることで相手のパワー3000以下のシグニを全部焼いたり、15000になることも出来ます!
花代<は? それだけ? 他にはなんもないの?
ムンスト<え……?
花代<誰かと一緒に、とか学生じゃないんだから。あなたレベル3でしょ? それで一人で仕事できないとかウィクロス舐めてんの?
ムンスト<えっ、あ……(ジワッ
花代<それにさあ、パワー3000以下を焼けるって自慢げに言われても困るんだよねえ、せめてバニッシュした分だけドローするとかついてないと。
ムンスト<それ、プレミアム殿堂カードじゃ……
花代<百歩譲って15000になるのは面白いけど、結局あんた一人じゃ仕事できないんだよね?
ムンスト<ば、盤面……
花代<あ?
ムンスト<盤面に並べて盾は守れます……
花代<突っ立てるだけなんて誰にも出来んのよ? ウチのカーネリアンちゃんなんか寝てたって仕事するんだから。それに彼女はレベル1、あなたはレベル3。恥ずかしいと思わないの?
ムンスト<(ジワッ)
花代<ちょっとかわいい風に描いてもらったからって、赤いデッキ舐めてもらっちゃ困るんだよ。こっちは勝つためにやっているんだから。もう帰っていいよ。
ムンスト<はい……(トボトボ
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……なんだか書いてて悲しくなってきました。
余談ですが、この前のwpに出たとき、
履歴書を書いていた時の癖が残っていたせいなのか、
スコアシートにハンネを書くつもりが本名を書いていました。
慌てて塗りつぶしましたが、胸に去来したのは
「手書きの履歴書文化はクソ」の一点でした。
手書き文字から人柄が分かるとか抜かすなら占い師でも雇いやがれ、クソクソクソ。
だいぶ脱線しましたが、用があるのはサンストの
「手札から《鉱石》または《宝石》のシグニを計3枚捨てることで相手のライフクロスを1枚クラッシュする」起動効果
だけです。
一見するとかなりのリソースを消費するカードですが、
《雪月風花》のエクシード2「3枚ドロー」の効果によって手札を増やせますし、
序盤からは《羅石 カーネリアン》の起動効果によって手札を稼げるので、
<寝る()のが仕事です
使える頻度はかなり高い効果だと思われます。
また、手札から鉱石・宝石のシグニを捨てて効果を起動するということは、
当然ながらトラッシュの枚数を肥やすということであり、先述した
《羅石 マラカイト》の効果の発動条件を満たすことにもつながります。
また、バーンはサンストだけでなく、《西部の銃声》も入れているレシピも存在し、
サンストの効果と合わせて一気に銃殺する場合も考えられます。
<西部警察じゃねえのかよ
油断していると一気にやられそうなので、雪月風花と当たって、レベル4が分かっている場合には下手に序盤に殴らない方がいいかもしれませんね。
今の環境だとピルルクが落ち目になりつつあり、
加えてイカを積んでいるウリスも《アンダー・ワン》を積んでいることが多いため、
《ブルー・パニッシュ》を見る機会が減っていると思われます。
そのため、スペースさえあれば銃声をいれようという花代使いもいるのではないでしょうか。
……反対に、「ピルルクが減る読みをして銃声を積んだ花代」が増える読みをして、対抗策としてのブルパ二を積んだピルルクを持って行っても面白いかもしれませんね。
勝てるかどうかは保証しませんが。
・まとめ
序盤から面開けで積極的に点を取りつつ、ダブルクラッシュやアサシン、バーン、
耐性持ちマラカイトで詰めていくデッキ、となります。
・アーツ構成
最低限の守り+パーツ・リソース集め+詰めで構成されているのが大半ですね。
守りに位置するのは、お馴染み《龍滅連鎖》や《水天一碧》、《火得火失》でしょうか。
この3枚のうち前2枚は防御をこなしつつ詰めやパーツ回収に大きく役立つうえ、
チェインによって《一蓮托生》
をタダで撃てるお馴染みの流れが非常に強力。
詰めには《捲火重来》が
非常に強力で、このアーツの存在を考えると、コスト2以下の防御手段を持っていない
デッキを使うのはなかなかに厳しいと言えるかもしれません。
考えれば考えるほどユキ握るの辛いんだなあ……
対策は?
とりあえず雪月風花に乗られたターンに殺されたくはない。
以前、ピルルクΛを握っていた時にどうせ手札を枯らせるからと序盤からガンガン殴っていったら、
エクシード2で補給されて見事に殺されたので(この辺り最高にアホです)、
エナは与えちゃいけないですよね。
正直、オープンの段階で花代が見えようが遊月が見えようが、
終着点は
- 《雪月風花》
- 《爾改》
- 《火鳥風月》
- 《レベル5の遊月》
- 《紅蓮 遊月》
- 《3止め》
であり、どいつもこいつもあんまりエナを与えたくない連中ばっかりですので、
普通にノーパン安定なのでは? などと思ったり。
防御を構えつつ、余計なリソースを与えないように立ち回るのは1つの鍵になりそう。
あとは、能力を付与できないようにする……
一瞬、この人たちの顔が浮かびましたけど、序盤から殴らないといけないのでボツ。
別件で積んだデッキ組みましたけど、
埋まる、揃わぬ、仕事せず、でダメなサウザーみたいだったのでボツ。
こんなにも(揃えるのが)辛く、こんなにも(回すのが)悲しいのなら、
愛などいらぬ!(カァーン)
……はい。
それにしてもこういう轢き殺し系のデッキを見ると、
相手のリソースに積極的に干渉するデッキを使いたくなりますね。
それか、致死圏から逃れるか。
14弾も残り半分、楽しんでいきたいものです。