ウムル・タウィルパック後の14弾環境について(あと2枚のウルトゥムについても)
9月も中旬となり、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ウィクロスではウムルとタウィルのパックが着々とセレクターの元へ渡り、
今日の大会では多くの大会参加者がウムル・タウィルを握ることとなりました。
と、いうわけで今回はウムル・タウィルパック後の環境を少し考察してみようと思います。
ゲームスピードは少し落ちる
これから1~2週間はゲームスピードが少々落ちるのではないかと思っています。
元々、ここ2週間ほどは遅いデッキへの対抗策として、
数多の地雷デッキや雪月風花・花代といった早期轢殺系のデッキが増えつつあった環境でした。
ここにウムル・タウィルという比較的ゲームスピードの遅いデッキが環境に参入したことで、
全体として遅めのデッキを握るプレイヤーが増える、と簡単に予想できます。
依然としてヘルボロスが強い環境
遅いデッキが増えると予想できる最大の理由がコレ。
前々からヘルボロスは強力なシステムクリーチャーであり、
かつ防御手段の一部を封じるなど強力なフィニッシャーでもありましたが、
ウムル・タウィルという墓地利用がメインのデッキが増えることで、
ヘルボロスの重要性はさらに増したと言えるでしょう。
なので、レベル4に乗り、かつ点を取るスピードが遅いデッキなら、
そのまま5に乗ってヘルボロスを運用した方が相対的に見て強い。
これは優勝レシピを見ても明らかなことで、
ピルルクやユキ、タマ、時折ミルルンといった、
コントロール色・中速ビートダウン性の強いデッキには
必ずと言ってもいいほどヘルボロスの姿が見えます。
予想:早期と長期が極度に分かれる混迷の環境
パッと思いつく限り、これからの環境が進む道は主に2通りです。
1つは、以前の記事↓
persona-kaza310.hatenablog.com
でも紹介したような論理によって、
遅い環境への反発の形で早めのデッキが跋扈するようになるというビジョンです。
しかしながら、必ずしも速いデッキが大暴れするとも断言できません。
なぜなら、今回のパックで見る回数を大きく増やすと予想される
タウィルというデッキが、アーツ構成的に速攻を相手にしやすいからです。
普通にアイドル・ディフェンスを入れることが視野であり、
シュブニグラ・ムンカルンに代表される除去耐性の高さ、
パワーラインの高さは非常に打たれ強い。
以前から、速攻と長期戦の入り混じる環境でたびたびその姿を見てきた
タウィルは、今環境でもこれからじわじわとシェアを広げていくと思えます。
もう一つは、「超長期戦覚悟のデッキが見られる可能性」です。
レベル5に乗るデッキ以上に態勢を整えるのに時間がかかり、
かつ一度決まれば強力な支配力をほこるルリグが存在するのです。
その名は究極完全体・グレートタウィル。
私としてはグレートなんちゃら、っていうネーミング、
非常に元ネタのクトゥルー神話らしくてありえんよさみを感じます。
グレートタウィルとはなんぞや
一般的に、
タウィル・フィーラ
→(レベル4STウムルを下敷きにしつつ)ウトゥルス
→タウィル・フェム
と乗っていく(乗っていた)スタイルです。
アーツは2枚しか積めませんが、タウィル・フェムが持つ起動効果に加え、
ウトゥルスから継承したエクシード5による守り、
そもそも突破されにくい盤面の3拍子で、驚くほどの硬さを見せる
究極のタウィルなのです。
今回のパックでは4パック購入特典でウルトゥムというお手軽除去効果を持ったルリグが現れ、先ほど紹介したラインのどこかと代替する形で入ることになるんじゃないかと思っています。
一説によれば、
ウルトゥム①→(ウルトゥム②を下敷きにして)ウトゥルス
→タウィル・フェム
のルートで行けば、
ウルトゥム①と②の効果がそれぞれ1ターンに1度ずつ使え、
毎ターンお手軽に2面トラッシュ送りに出来るとかなんとか。
実際に組んでもいないし裁定も確認していないので、
本当にできるかどうかは知りませんが、おそらく出来るのではないかと。
レベル5ルリグにはまだ人権がある
前にも言いましたがヘルボロスが強い環境ですから、
レベル5は必ず見ることになると思います。
遅めのデッキが好きな私としては嬉しい限りです。
まとめ
これから2週間ほどは速さと遅さの両極端のデッキが跋扈し、
対策を取るのに一苦労しそうです。