Lostrage 第2話感想 ～これ、薄い本が厚くなるやつですやん～
リ〇ンバ「あれれ～？ 清衣ちゃん、どうしてまたセレクターバトルに参加してるんですかぁ～？
あっ、ひょっとしてえ、前科一犯の記憶を消し去りたいとか？ あはっ☆図星ですかぁ～？」
初っ端から不穏な雰囲気で始まったロストレージ。
今回もその空気感は健在でした。このまま突き進んでほしいですね。
前回はすず子回でしたが、今回は千夏にフォーカスが当てられていましたね。
金銭的に苦しい家庭環境に身を置き、その負担を少しでも軽くするために勉学とバイト、そしてセレクターバトルに励む千夏の姿は、
どこか悲壮であり、前シリーズのキャラにはなかったリアルな苦しさを感じさせました。
お金が足りなくってバイトを始め、セレクターバトルで夜の街を出歩くようになるって、完全に薄い本が厚くなるやつでは……？
具体的に言うと、イケナイお薬をアクセされて、ベットではなくベッドに引きずり込まれて悪い大人たちのアーツをぶっぱされてエナにされる感じのアレです。
それにしても、ウィクロスの効果凄すぎませんか。
- 成績が下がり、
- 友人を失い、
- バイトを首になり、
- 親がリストラされる
納得の逆・進〇ゼミ。
しかし、思い返してみれば、
デッキを組む時間と一人回しの時間で勉強時間は潰れるので、ロストレージという作品はそのあたりのリアルな事情も再現しているのでしょうね……（違）
っていうか、メルにテキスト覚えさせて試験中に助言してもらう戦法も取れたのでは？
悪いことが立て続けに起きたのは負けた影響？
今回、敗北を喫したことで、周囲の環境が悪化してしまった千夏ですが、
この環境の悪化はなるべくして起きたものなのか、それとも負けたことが絡んでいるのか、そのあたりちょっと気になります。
あと、劇中では一度も言及されていませんが、
「ベットした試合で負けると、そのコインも余分に失う」
という設定があるらしいので、仮にコインを失うことが現実の不幸にも対応しているのだとしたら、3回目の千夏のバトルで任されたあのちびっ子はどんな目に遭っているのでしょうかね。
彼女にとっての欠落したもの（＝ルリグ）の名前が「ママ」であり、
「演技」を褒められているあたり、またロクでもない家庭環境が口を開いて待っていそうです。
すず子の家庭が希薄な関係という属性を埋めていることを考えると、
あのちびっ子の家庭は「過干渉」に対応するのでしょうか。
「ママ」が欠落していることから、継母に虐待されているみたいな展開を予想しておきますね。
ノイタミナアニメでこんな展開見たことあるぞ
これから先は「負けたら不幸が降りかかる」という仮説に基づいて話をします。
それを通じてロストレージとは異なるアニメを紹介しようかと。
今回はコレ。
「C the money of soul and possibility」
「お金と未来」をテーマにしたアニメです。
簡単に説明すると、
「自分の未来」を担保にして刷られたお金と、「未来」を象徴するアバターと共に、
「金融街」という異世界で資産運用バトル（物理）を行うといった作品です。
バトルに勝てば資産が増え、
負けると資産が減る……だけでなく、
担保にした「自分の未来」まで失ってしまうため、敗者本人や周りに不幸が降りかかります。
単位を落としたり、身内が病気になったり、ひどい場合には子供の存在ごと消失するといったものまで。
なんだか、ロストレージの千夏の状態と似ていますね。
記憶を担保にコインを掴み、記憶をもとにしたルリグと共に戦う。
カードは資産だし、負ければ大切な記憶を失う。
うん、Cだわコレ。
アニメ「C」に関しては他ブログの方が分かりやすく説明されていらっしゃるので、気になった方はぜひこちらをご覧ください。
この方は3週したと仰っていますが、私自身もCというアニメは大好きな作品なので、この機会にぜひ、布教したいと思い記事に載せました。
アミカという人がありながら
OPの映像からなんでこの人が？ というキャラクターの姿がありました。
「清衣ちゃん」ですね。
おなじみピルルクのもとになった人間であり、スピンオフ作品の主人公も務めた彼女。
前シリーズでるう子の健闘によって呪縛から解放され、アミカと幸せな再会をして終了……だと思っていたのに、
なんでまたセレクターやってるのアナタ。
これじゃまるで、
「足を洗ったつもりだったのに、快感が忘れられずにズブズブと不倫に沈む人妻」
みたいじゃないですか。
坂口にかかわる記憶を操作するためにセレクターをやっているとは到底思えないので、
また彼女なりの別な思惑があるんじゃなかろうか、そうであってくれ、なんて思っております。
それにしてもアミカはどうしたんだろう、って感じになりもしますよね。
やはりセレクターシリーズは不穏ですわ……
来週も楽しみに視聴していきたいと思います。
それでは。
