徒然すぎて草。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん

人間の繁殖工場で検索検索ぅ♪

近頃、ウィクロスのモチベ(というかデッキ記事を書くモチベ)があまりないので、

思想記事ばっかり書いていたのですが、その中の一つ、

 

persona-kaza310.hatenablog.com

 コレがなかなかにアクセスを集めていることに気がつきました。

 

さらにアクセス解析をよくよく見ると、検索ワードに、

「人間繁殖工場」

という面白そうなワードがありました。

 

ちょっと気になったので自分も検索してみることに。

すると……ヒットしました。

「食糧人類」

という漫画のレポを書いたいくつかのブログ記事が。

www.mangayonda.xyz

どうやら、人間が家畜同然に飼われていて、

文字通りの「食糧」にされているという世界観のようです。

 

私が人間を工場で作ってしまえと論じたのは、

あくまで人間の、人間としての幸福を思ってのことですが、

この「食糧人類」について言えば、

人間は人の形をしているただの肉に過ぎないようです。

人間を肥え太らせる手法はフォアグラの製造過程のようであり、

なんというか、合理的な気がしますね。

一方人間を産ませるのに発情剤と排卵剤を用いるのは、

物語に華を添えるためなのでしょうね。(あんまり抜けるシチュじゃないんですけどね……)

 

人間の絶対数を増やす手段が用いられている・描写されているSF作品は数多く存在します。

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その中でもオルダス・ハクスリーという作家が書いた

すばらしい新世界」という作品には、

「ボカノフスキー法」と呼ばれる、

1つの卵子から最大で96つ子を作るための人間の大量生産法が描かれています。

当作品の世界では、人口と社会を維持するべくこの技術が使われ、

生み出された人間は生まれながらに階級分けされ(カースト制度みたいな)、

それぞれの階級の暮らしに幸福を覚えるように刷り込み教育が行われています。

 

この人間の大量生産と刷り込み教育は、社会の維持のために、

人間としての幸福を保証するところに重きが置かれているので、

「食糧人類」に描かれた人間の量産とはちょっと毛色が違いますけどね。

 

100年ほど前にかかれた小説ですが、今読んでも十分に面白い作品なので、

人類の大量生産に興味を持った方は、

「食糧人類」と一緒に探してみてはいかがでしょうか。