徒然すぎて草。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん

16弾を経た〈あーや〉デッキの軽い考察

皆さんはもう今日発売の「カードゲーマー」を手にしましたか?

私は強力そうに見える黒アーツ《デッド・ゲート》を、

「これ使い道あるんだろうか」とぼんやり考えつつも買っておきました。

何が値上がりするか分からないからね、しかたないですね。

 

今回は色々と公開されて強化が最も(?)見込まれるあーやデッキについて。

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ちょっと強化された攻撃力

 まず、目についたのが〈トリック〉クラスにおける攻撃力の増強ですね。

《小罠 ケシオトシ》のトラップ効果(相手の2000以下全バニッシュ)による、

序盤のダメージレースにおいて優位をキープすることや、

《超罠 チュモーイ》のアタックトリガーである、条件付きのバウンス。

このどちらも強力であることは言うまでもありません。

 

特に、ケシオトシを序盤で仕込めるかどうかは、

これから先のあーやのゲームメイクにおいて、

かなり重要なポイントになることは間違いなさそうです。

効果を積極的に使いたい序盤は、エナが欲しいので普通に殴りますからね。

また、ケシオトシの強さは、ベルフェーゴ+イフリード対策でピルルクAPEXが

バニラを積むようになっているあたりからもうかがえるのと同時に、

APEXがのさばり続けるであろう次の環境の厳しさも予見させます。

 

チュモーイに関しては、バウンスが強いとは言ってみたものの、

あまり信用は出来ないというのが素直な感想でもあります。

というのも、あーやデッキが使う〈トリック〉クラスには、

デッキトップを仕込むカードは皆無なんですよね。

嘘だと思うでしょうか。

私は、1枚くらい仕込むカードあるでしょ、と思ってました。

ですが、無いんですよ。

みらくるあーや然り、ハニトラ然り、ブラクラ然り、PRANK然り、

複数枚チェックしても、余りのカードは全てデッキの底です。

仮にトラップでないカードをトラップとして置き、

デッキのトラップ率を上げたとしても、今度は山札をシャッフルする機能

がトリッククラスだけでは《アリババ》でしかまかなえないので、

ちょっと厳しさがあると感じずにはいられません。

また、トップチェックして効果が発動するカードの信用のおけなさは、

11弾環境の、電機シグニがデッキの約半分入っているのが当たり前だった

ピルルクΛのデッキでGRBを捻っていた人なら、

もしくはユキデッキでコロッセオを捻ったことのある人なら分かるのではないでしょうか。

加えて、トリッククラスのシグニのトラップ持ちは、

LB付きのカードという制約があるため、(現状)

どうあがいてもデッキの半分を超えることは出来ません。

とはいえ、チュモーイには出現時のトラップ仕込み効果と、

トラップを発動した際の回収効果が存在し、これは決して弱い効果ではないので、

アタックトリガーは「当たればいい」くらいのものになりそう。

素直にイカするか、ハニトラでSLASH OUTを起動させましょうか。

 

なんだか強くなった防御力

トラップというギミック自体が防御よりであるためか、

16弾のカードもなかなかの防御力がありそうです。

まずはトラップが発動すると青1を払って蘇生できるゴエモンに始まり、

パワー15000以上のシグニをデッキトップに置くアリババ、

レベル3シグニをバウンスするラクガキ、

手札1枚と引き換えに点を取れなくするルパンヌ。

トラップが抱えていた、

「トラップが発動しても相手のアタックそのものが止まらない」問題

を見事に解決しているカードなのではないかと思います。

ラクガキとアリババは限定的な効果ではありますが、

次の弾で環境に姿を見せるであろうママのノーベルはパワーが実質16000ですし、

レベル5シグニも前より多くみられる環境であることに加え、

アリババ自身が手札交換ができる貴重な役割を持っており、

ラクガキも中盤~終盤にかけて並んでいることがそれなりに多いレベル3シグニが

対象であるため、使う機会はなかなか多そうです。

アリババは相手のシグニのパワーを上げるアーツなんかと組み合わせて使ってみたいですが、

緑エナを調達するのが厳しそうなのでパス。

 

アーツ関連

「ブレイクスルー・スキルブルー」

の存在がとても大きい。

コインを1枚ベットすれば制約のないドントエスケープに。

コイン2枚目のベットはホログラムの強化なのでおまけもおまけな印象ですが。

個人的にこれを2枚積んでもいいんじゃないの、と思っています(残った2枚のコインは適当にホログラムしていればいいのでは説)。

LRなので初動はかなり高くつくんじゃないかとは思いますけどね……

あとは0コストで守る系でサクシード・ディストラクト、

鉄板のアイスフレイムシュート。

ピルルクと違ってスペルへの対抗手段のないあーやにとって、

ルリグアタックで何かしてくるタマやウリスなんかと当たった時に

役に立つ……というのは聞き飽きた話ですね。

植物緑子が流行っている環境なので、

応報メタでクライシス・チャンスを入れて、

2エナチャージ+シグニ出しからのアーツ構え+トラップ仕込み

なんかをやると命が伸びます。

問題は延々と回復し続ける植物緑子相手に、

修復を打ち消せない&リソースを奪えないあーやが、

どうやって点を詰め切るかというところだと思いますが……。

 

ここまで色々と書いてきましたが

本当にどうしようって、感じになってます。

環境上位に土をつけることの出来るポテンシャルがあると確信できたら

喜んで握る自信があるのですが。

トラップ自体が独特の挙動をし、発動自体にエナを必要としないため、

またトラップへの干渉は現状不可能であるため、

リソースを奪ってくる系のデッキ(遊月、ピルルク、緑子)

あたりに対しては致命的な状況に追い込まれることはそうそうない、

と信じたいですが……