徒然すぎて草。

君に顔はいらない。

真のユキ使いは対戦相手をボトム送りにする

中島敦の小説に、名人伝という作品がある。

中国の弓の名手を目指す男が鍛錬を積むうちに、

射られないものなどなにもないという境地に達したばかりでなく、

なんと弓を使わずして屋根にとまった鳥を射ち落とすまでになった、

というお話だ。

名人伝とは少し違うが、宮本武蔵にまつわるエピソードも興味深い。

武蔵と戦いたがる剣豪の乗る船を棒で突き放して沈め、

闘わずして勝ったみたいなアレだ。

巌流島の戦いといい、戦略と高潔さはゼロサムなのだなあ、と

ひたすら感心させられる武蔵のエピソードだが、

どんなに彼がある意味クズに見えようとも、

彼の取った戦略は考えに考え抜いた末で辿り着いた一種の境地なのだ。

 

ウィクロスという紙の戦場で戦う我々セレクターにも、

名人伝の弓の名手と武蔵には見習うところがあるだろう。

それは鍛えぬいた自らの技量あるいは知略によって、

勝利を得ることが出来るのだという点である。

具体的な手段で言えば、参加者の少ないショップを狙い撃ちするのは一つの戦法だ。

参加者1人。己のデッキと向き合い、研鑽を重ねることで辿り着いた、

対戦相手そのものをデッキボトム送りにする境地なのだ。

ユキは強いぞ。強い、強いんだ……もう一つの大会ではちゃんと優勝したので……

……まさかクリスマスイブにこんなことをやっている

自分がいるなんて、思いもしなかったんですが。