徒然すぎて草。

君に顔はいらない。

謎の古代文明「アガルタ」#とは

皆さんは「アガルタ」という単語をご存じだろうか。

あ、その単語を最近見たよ!という方の多くは、

クリスマスの夜にラフムよろしく魔神柱を乱獲し、

ソロモンを瞬殺する遊びに興じていた魔術師の方々だろう。

Fate/Grand Order第1部が終わり、第2部へと続く第1.5部――

"epic of Remnant"にて、その名は現れたのだ。

そう、第Ⅱ章、「アガルタの女」である。

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このアガルタという単語、聞き慣れているという人はそうそういないだろう。

というか聞き慣れている単語だったら悲しいかな、この記事を読む必要がない。

さて、

オカルトにかぶれた私にも聞き馴染みのないアガルタという単語だったが、

ついこの間、アガルタについて知る機会を得た。

知識とは誠に巡り合わせを感じさせるものである。

まさか、通っている大学の図書館に

「謎のアガルタ宇宙文明――失われた楽園と地下都市の秘密をさぐる」

f:id:persona-kaza310:20170112152549j:plain(画像出典:Amazon

なんて「月刊ムー」じみたタイトルの本が差さっているなんて

思いもしなかったよね。自分も驚いてます。

と、いうわけで、今回の記事のテーマは

「アガルタについて予習して、他のFGOオタクとの差をつけよう」である。

アガルタ、それは地下王国の名

中央アジアのどこかに、紀元前から存在すると言われている地底都市。

それがアガルタを端的に説明した言葉だ。

首都の名を「シャンバラ」といい、

(これは劇場版PSYCHO-PASSを見た人なら聞き覚えがあるだろう)

夢のような理想郷が広がっているといわれている。

水晶や宝石をちりばめた黄金の宮殿もさることながら、

地上の人々にとっては未知の「光」によって、

地底においても作物が実り、地底人はその光の恩恵によって

寿命を延ばし、知恵をはぐくみ、心穏やかに過ごすことが出来るのだという。

アガルタに住む地底人たちの知的レベルは非常に高く、

非常に豊かな精神文化をはぐくんでいる――

というところまでがアガルタそのものに関する伝説だ。

 

余談だが、「ジョジョの奇妙な冒険」第2部に出てくる

「柱の男」のモデルのひとつがこのアガルタなんじゃないかと思う。

ジョジョ第2部の劇中で「サンタナ」が発見された中南米には、

実際に巨大な地下トンネルが通されており(一説によると数百キロに及ぶとか)、

さらにこの地下トンネルの由来がかの古代文明アトランティス」に

あるとかないとか。

そして、アトランティスの末裔が世界各地へ巡らせた地下トンネルを通じて

逃げ延び、作り上げた王国のひとつがアガルタ……

信じるか信じないかはあなた次第だが、ここまで言えばもうお分かりだろう。

 

冒険家から為政者まで、多くの人が捜し求めたアガルタ

現代を生きる我々にはあまり実感がわかないが、

20世紀以前の世界はオカルトの勢力がかなり強かったとみられる。

WW2がオカルト戦争の様相を呈していた、というのは

以前のブログ記事で述べた通りである。

persona-kaza310.hatenablog.com

何か困ったことがあれば、人知の及ばないものに縋りたくなる。

それが国家の命運をかけた戦争だったらなおさらである。

戦争を指揮するかたわら、謎の古代文明の一つや二つ、

失われし聖櫃(アーク)でも、

ペルソナを封じる聖槍でも探したくなるかもしれない。

勘のいい読者ならもうお気づきだろう、そして身構えただろう。

そう、またなんだ。

また、コイツなんだ。

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(画像出典:ペルソナ2罪)

20世紀のオカルト史において、この人ほどオカルトに憑りつかれて

探求を進めた人間ってそうはいないんですよ。

 色々な学者様の口から飛び出す古代文明の話に魅せられた

ヒトラーは何度も調査隊を派遣した。

その一つがアガルタだった。

アガルタは中央アジアの、とりわけチベットの奥地にあると言われ、

ナチスチベットラマ僧を雇うなどの手段を用いて

アガルタの捜索を続けたという。

連合国によるベルリン爆撃の瓦礫の山から、

多数のチベット人が、それも何らかの儀式によって自死したとみられる死体が

見つかった、というのもナチスのオカルト性に関してささやかれる言説である。

どうやら、当時の世界でアガルタを求めていたのはヒトラーだけでなく、

アメリカのルーズヴェルト大統領もだったそうだから、

オカルト戦略がどれほどの影響を与えていたかがよく分かるだろう。

 

捜索者は為政者にとどまらず、冒険家によっても行われた。

名前をあまり覚えていないのでその点は割愛するが、

彼らの捜索の顛末は大体似通っている。

アガルタへは所定のルートでしか行きつくことが出来ず、

ルートはラマ僧の聖人が守っているため、

あちら側から招かれていない限り行きつくことは実質不可能、

もし行きついたとしても二度と出ることは叶わない。

また、途中で殺される可能性もあり、

帰らぬ人となった探検家がいるとかいないとか。まぁ、ありがちな話。

 

創作にも影響を与えたアガルタ

19世紀イギリスの作家が著した『来るべき民族』という小冊子にも

アガルタと思われる地下王国(作中ではブリルヤという)への冒険譚が描かれている。

あらすじはこうだ。

この物語の主人公はブリルヤへ行きつくことに成功し、

素晴らしい文化に感動を覚えるのだが、次第に地上へのなつかしさが勝っていく。

しかし、都市の掟によって戻ることは叶わないと悲嘆にくれる。

と、ここで地下都市で親しくなった娘の力を借りて

脱出に成功するも、地下で受けた何らかの影響で抱えた病によって、

いくばくかの余命となってしまった……というものである。

……なんだか浦島太郎とH.G.ウェルズの「タイムマシン」と

遊戯王5d'sの「クラッシュタウン編」を混ぜたような話だ。

ちなみに、この『来るべき民族』はのちにヒトラーによって読まれ、

彼のオカルト観に大きな影響を与えたという。

というかコレが全ての元凶といっても過言ではない。

 

まとめ

いかがだっただろうか。

これで少しは他のFGOオタクと差をつけられただろう。

なに? ヒトラーのくだりしか頭に入ってこなかった?

今に見てろよ、そのうちヒトラー

ランサーかライダーのサーヴァントとして登場するにマナプリズム10個賭けるからな。

 

この記事を読んで「徒然すぎて草。」という名の面白いブログがあるんですよ!

とダイレクトマーケティングしていただくのは大いに結構である。

今後も、オカルト関連と書評みたいのはやっていくつもりですからね。

 

参考文献:

編:夢有王国探検隊「謎のアガルタ宇宙文明」(1986)自由国民社