徒然すぎて草。

ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん

黒ニンニクとかいう食材

突然だが。

黒ニンニクという食材が苦手だった。

ニンニクをいい感じに発酵させたこの物体は、滋養強壮・スタミナ増強という効用を持つと言われ、食材としては以下の特徴を持つ。

・酸味

・ニンニクの風味

・ねっとりした食感

お分かりだろうか。生で食べるにはあまりおいしくないのだ。

薬として食べるにも、後味のニンニク風味による圧倒的な”キツさ”が邪魔をする。

そこで思った。

食材としても薬としても口に入れることが厳しいなら、わき役として使用すればいい。

調味料としての活路を見出すしかない。

そう思うと黒ニンニクという物体に対する見方が変わった。

ニンニクの風味がついている、固形の酢。

そう思えば料理に使うイメージも湧いてくる。

黒ニンニクを潰して、醤油や味噌といった塩気のある調味料と合えれば、少しさわやかな風味の味付けが出来る。

おいしい料理の要素であるニンニクの風味も何となくだがつく。

惜しむらくは、生のニンニクを油で炒めた時の香ばしさがあまり出ないことだが。

割とこれは致命的な弱点のように思えるが、香ばしさがあまり重要視されない汁物のような料理に使えばいいのでは、という気がする。