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徒然すぎて草。

君に顔はいらない。

小説を書き直すということ

以前に書いた小説を、キャラを削ったり、より物語のつじつまがあい、面白くなるような演出を試みてはいるのだが、なかなか様にならない。

明らかに書かれている文章に、熱がこもらない。

熱、というより情念、さらにいえば呪詛といった方が近いのかもしれないが。

思うに、感情というものは細々ながらも燃やし続けることはできるのだろうが、

一度その火を消してしまうと、二度と同じ火を燃やすことはできないのではなかろうか。

船を解体して、そっくりそのまま同じ船を作り上げたところで、

果たしてその船が元の船と同一であるかといった問いのようなものだ。

私の頭の中にある記憶や、コンピュータのメモリにある記録を参考にしながら

小説を書いたところで、それに果たして同じだけの熱量がこもるだろうか。

同じ時が二度と訪れないのと同じように、まったく同じ感情もまた二度と訪れない。

以前書いた物語にかける感情という面において、私は過去の私とは異質なのだろう。