徒然すぎて草。

君に顔はいらない。

半端な筋トレは冷え性を救わない

皆さんはこんな言葉を聞いたことはないだろうか。

筋肉は最高のソリューション。

Twitter上で多くの支持を集めている、マッチョ社長ことTestosterone氏の言葉である。

氏は筋トレについてこう語る。

(以下引用)

1.身体がカッコ良くなる
2.異性にモテる
3.テストステロンというホルモンが溢れて気分上々
4.上司も取引先もいざとなれば力づくで葬れると思うと得られる謎の全能感
5.恋人に裏切られてもバーベルがいるという安心感

(引用終わり)

 つまり、

  • 身体がカッコ良くなれば、それだけで見た目の印象は違うし、
  • 異性にモテるとなれば人生における幸福度も増す。
  • 気分が上がれば鬱のリスクが減り、作業能率も上がる。
  • 全能感に基づく余裕は、このストレスフルな社会で生きるには必須であろう。
  • バーベルによって他人に裏切られた際のリスクヘッジが出来る。

 なるほど、筋肉はなかなかのソリューションである。おそらく、始めて2ヶ月もすればこのような素晴らしい効果が出てくるのであろう。

 しかし、だ。

筋トレを大学に入ってから4年間習慣にしている私から言わせてもらおう。

筋肉は冷え性までは救ってくれはしないのだ。

なんという悲しい現実であろうか。

末端冷え性に悩む、腹筋の割れている私が言うのだから間違いない。

冷え性の男はいかにして筋トレを志したか?

子供の頃から、私は冷え性であった。

冬の体育の時間は、寒さでオレンジのまだら模様が手のひらに浮かぶほどで、

椅子に座っていれば足先がひんやりする。手がかじかんで文字が打てない。

冷え性というものは百害あって一利もないので、これをなんとかして克服しなければならなかった。

そこで、参考にしたのがこの漫画である。

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そう、「焼きたて!ジャぱん」だ。

この漫画、パンを作ったり、食ったり、大げさなリアクションをしたり、という作品なのだが、しかしこれこそが、私こと風見少年を筋トレに駆り立てたのである。

それは、劇中のとある概念とシーンに由来する。

その概念とは、「太陽の手」というもので、

軽く説明すると、「常人より高めの手の温度の持ち主」である。

これはパンを作ることにおいて、

「高めの手の温度がパン生地の発酵を促進させる」という効果を持っている。

読んでいた当時はホンマかいなと思ってはいたが、劇中では「太陽の手」は安心と信頼のブランドとして扱われていた。

話が進むと、焼きたて!ジャぱんには新たな概念が登場する。

それが、「太陽の篭手(ガントレット」である。

まるでファンタジー世界で、吸血鬼でも殺せそうなネーミングだが、あくまでもパンを作るための概念だ。潔い。

太陽の篭手とはまさしく、「人工的に作る太陽の手」なのだが、その手段について、賢明な読者諸君はもうお分かりだろう。

そう、筋トレなのだ。

筋トレによって筋肉量を増やすことで代謝を促進し、手のひらの表面温度を上げる。

これが太陽の篭手の仕組みだ。

この作り方を知った時、脳内に電流が走った。

「筋トレをすれば手のひらの温度が上がる……つまり冷え性が治る!?」

というわけで、筋トレを開始した。

が、しかし、だ。

筋トレに罪はないが、筋トレを行う人間には致命的な欠陥が存在する。

そう、キツすぎると続かないのだ。

そのため、継続していくことを目標に、腕立て・背筋・腹筋を数十回ワンセットを毎日やることにした。

そうして1年間ほど筋トレを続けて冬を迎えたわけだが、ここであることに気がついた。

手が……冷たい……

足先も冷たい……

冷え性、治ってない……!

そう、治らなかったのだ。

確かに、筋トレは多くの恩恵をもたらした。

  • 体幹が鍛えられ、電車でつり革に頼らずに本を読めるようになった
  • 重いモノ(主に本とパソコン)が持ち歩けるようになった
  • ゼミやグループワークでも、いざとなれば相手を本で殴り倒せるという謎の全能感が生まれた
  • 「なに目指してるの?」という問いに「ガンダルフです」と答えられるようになった(※ガンダルフ指輪物語に登場する、肉体がやたら強い賢者)

だが、肝心の冷え性が治っていない。

生半可な筋肉では、生まれ持った代謝の低さは補えないということが分かってしまったのだ。

そもそも、焼きたて!ジャぱんの劇中でも、太陽の篭手を作るための特訓は過酷を極めていた。

ロッキーもかくやと言わんばかりの、

生卵、プロテイン、鶏ささみに覆われた食卓に、

地獄のような筋トレの日々。

それを、小説やレポートを書くついでにやる筋トレで再現できるわけがなかったのだ。

そして、私にはそれ以上をやろうという覚悟がなかった。

足を踏み入れれば、折れて筋トレ自体をやめてしまうと思ったからだ。

それでも筋トレを続ける理由

冷え性改善が出来なかったと判明した今でも、筋トレ自体は続けている。

いわゆる「プランク」というもので、同じ態勢を2分間、腹筋と背筋で維持するものをやっている。

筋トレをやめなかった理由はごく単純で、諦めたくなかったからというのと、少しでも運動の機会を増やすためだった。

なにせ運動らしい運動をする趣味がないため、下手をすれば一日中、家にこもりっぱなしということすらある。

そうすると筋機能が衰えていざという時にまともに動けなくなるし、

太るのはもっと嫌だった。

あと、風呂場で自分の割れた腹筋を見るのはそれなりに気分がいい。

 

これから腹筋を始めようという方が、もしかしたらいるかもしれない。

筋トレを志しても三日坊主になるという人がいるかもしれない。

そんな人に、4年間続けている身としてアドバイスをするとすれば、

「筋トレ自体を目的にしない」ことと、「なにか自分を褒めてやる」ことが筋トレ継続の鍵になる、くらいである。

ヒョロい体つきの見るからに体力のなさそうな私でも、最初の一年間を乗り越えられたのは、

筋トレに「冷え性改善」という目的があったからだし、

腹筋は割と簡単にすぐ割れるため、そんな筋肉を褒めてやるとなんだか得をした気分になったからだと思っている。

物事を続けるうえで大事なのは、目に見える成果と自己肯定感である。

 

 

私の冷え性は救われませんでしたが、もし、筋トレで冷え性が治ったよ、

もしくは別の方法で冷え性が治ったよ、という方は連絡お待ちしています。

本当に末端冷え性がキツいので。