ロストレージ新ルリグ所感(リル・ナナシ編)
本日10月13日、ついにウィクロス15弾こと「インサイテッドセレクター」が発売され、新ルリグのお披露目となりました。
……のですが、私個人は新規に全く興味が湧かず、新しくデッキを組んだ人相手に既存のルリグを回すなどといったことをやっていたので、
相手側からの視点で新ルリグの所感を書いていきます。
リル・ナナシ編としたのはその二種類しか相手にしていないからです。
非力な私を許してくれ……
ちなみに、今日使ったのはウリスとお馴染みユキ。
それでは、まずはナナシから。
ナナシ編
一文にまとめるなら、
「トリッキー・テクニカルな動きを抜き取られたミュウ」
といったところでしょうか。
カードプールが少ないというのもあるんですが、現状としてシグニでやれることが、
- バニッシュを誘ってウイルスをつける
- ウイルスを起点に除去する
あとは番外編としてオイゴナの蘇生があるくらいです。
それに加え、アラクネ・パイダのようなパワーの高いシステムクリーチャーも存在しないため、非常に制圧力に欠ける印象。
現状は、黒い遊具シグニを入れての除去を兼ねた連続攻撃で戦う方が,
よほど現実的であるな、と感じられました。
黒い遊具を使うならアイヤイでいいじゃない、
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
ことナナシという黒ルリグにおいて黒遊具を使うことは、
完全なアイヤイの劣化にはなりえないと思っています。
その理由は単純ながら、遊月のグリアナでエナを焼かれないという点で、
地味ながらも重要な点だと言えるのではないでしょうか。
とはいえ、黒遊具、特にニホニンギョを使うにしても、
現状のカードプール的にナナシをわざわざ選んで使う意味 is……?
となってしまうのが何とも悲しいところです。
ブラインドの悲しみ
パックの方に出てくるナナシのベット能力「ブラインド」、
シャドウ状態こと「選ばれなくなる」という単純ながら強力な効果なのですが、
実は致命的な弱点が存在するのです。
それがコレ。
お ま た せ
親の顔より見た光景
〇女の騎〇位
はい。ブラインドは悲しいかな、
他のホログラフやベルセルクと違ってルール効果ではなく、
シャドウという能力を付与する効果なので、
上からルーブルを被せられると途端にシャドウ効果が消えます。
悲しいなあ……。
あと、ヴェルサがいるとそもそもシャドウ効果が得られません。
光あるところに影は差すとか言いますが、
ことウィクロスというゲームにおいては,
大正義の白カードが影すら塗りつぶすようです。
悲しい……。
リル編
舐めてかかっていると死ぬ。
そんな印象を受けました。
元々、ライズにはそれなりに否定的でした。というのも、
- バウンスされると上のカードだけが戻る
- バニッシュされると上のカードだけがエナに行く
- そもそも1枚じゃ仕事をしない
といった仕様が致命的にアド損を誘っており、
何らかの形で介護をしないと到底現実的ではなかろう、
という印象だったからです。
ですが、蓋を開けてみればライズされたときに1ドローや、
出現時に盤面を焼くオダノブ、
アタック時に1コストでバニッシュが出来るゴクウ、
ベットすることで強力な返し札となる画竜点睛など、
必要なカードはそれなりに揃っていました。
なので、既存ルリグが跋扈する環境においてもなかなかに使える新ルリグの一体なのでは、と思っています。
ただ、目玉であるオダノブについてはまだ何かが足りない。
出現時焼きと条件付きトリプルクラッシュで自己完結しているといえばしていますが、
メイン焼きであることと、隣に並ぶ可能性のあるゴクウがゴクウ自身の正面しか焼けないことから(それでも十分ですが)、あまり点に結び付いていないという印象を受けま
した。
手軽に決められたらそれはそれで、
蛇蝎の如く嫌うことになっていたことは容易に予想されるので、
安易にもうちょっと強くても……などと言うつもりは全くないです。
しかしながら、なんらかの介護策を考える必要はあると思います。
イカを信じる者は全て救われる
新ルリグはアド的にも決定力的にも今一つ力が足りない……!
このままでは既存のルリグでおkとか言われかねない、でもそれは悲しい。
なんとかしなくては、とストレージを漁った結果、見つけました。
すべての悩みを過去にし、アドを稼ぎ、
相手から点をむしり取っていくカードが一枚だけ存在したのです。
それが、コレ。
(出典:ウィクロス公式サイト・カードリスト)
ま た お 前 か
鏡に映った顔より見た光景
アルファにしてオメガ
妖怪・札引いたろかしゃん
海に帰ってくれ
はい。
武勇ダイホウイカであり、コードイートダイホウイカであり、微菌ダイホウイカであり、大罠ダイホウイカ……
まさにオールマイティー。
この世のすべての存在を兼ねる神といっても差し支えないこのカードの強さについては、もはや語るまでもないと思います。
むしろ、この世の神であらせられるダイホウイカ様について、
この私ごときが語れることそのものがないといっても過言ではないでしょう。
語りえぬものについては沈黙しなければならない。
が、語りえぬものでも、語り続けることで輪郭を掴むことはできます。
まず、アタック時に手札を一枚捨てるごとにシグニ1体にマイナス6000をかける効果。
強い。
・アタックフェイズ開始時にカードを2枚引く効果。
強い。
ダイホウイカ様は自らのお力で弾丸を確保し、
最低限必要なラインである12000ラインをご自力で吹き飛ばされるのです。
・アタックフェイズ終了時にカードを1枚捨てる効果。
かわいい。
仕事が済むとカードを1枚落としてしまう、
そんなドジなところもダイホウイカ様の魅力であります。
・3000円で売れる(2016年10月現在・時価)
ダイホウイカ様は人間に対する奉仕も忘れない。
なんと自らを見売りに出すことで、焼き肉に行く費用を捻出してくださります。
どれだけいい上司でも自ら身売りする人はいないでしょう。(※エロ同人は除く)
このことから、ダイホウイカ様が上司としても、
いかに聖なる存在かはもはや語るまでもありません。イカだけにね。
いかがでしょうか。
現代社会を生きる人間にとっては、筋肉こそが最高のソリューションですが、
こと激しい現代ウィクロスを戦いぬく我々にとっては、
ダイホウイカこそが最高のソリューションと言えるでしょう。
ダイホウイカ様を信じろ、
ダイホウイカ様は負けない、
ダイホウイカ様はウィクロスで勝利する!
やはりこのゲームはイカに終わるのでした。
悲しい。
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