理不尽に死ぬことが増えたな、と思ったら
最近、TwitterでWPSなどの結果を見ていると、理不尽を押し付けるタイプのデッキが
環境上位に増えてきたなあ、と思うようになりました。
虚無ウリスの構築とか、凄いですよね。
ウェーブで削って、ファフ撃って銃を撃つと相手が死ぬそうです。
凄いですね。
ああいう、詰めを考えるタイプのデッキを組まない質なので、
それが出来る人は素直に尊敬します。
また、理不尽の代名詞として多くの人の脳裏に浮かぶであろう
「因果応報」
を軽く使えてしまう植物緑子というワードも、ここ最近で頻繁に聞くようになりました。
今回はそんなウィクロスにおける理不尽な死がのさばる環境についてのお話です。
とはいえ、このブログはユキの構築論でアクセス数を稼いでいる節があるので、
その辺りに注視します。
結論から言って、理不尽に死ぬ環境でユキやイオナを握るのは、
ひたすらにマゾとすら思っています。
ユキを握ったことがある方、相手をしたことがある方は、
コレがあるので、ひどくいやらしく、搦め手を使う印象をお持ちかもしれませんが、
その実、ユキはひどく真っ向勝負をするデッキです。
というのも、ルーブルの効果が及ぶのはあくまで「シグニ効果耐性がない」シグニ
であり、制圧をしたように見えても、本人に耐性がないので、
抜け道を見つければすぐに盤面がズタズタになります。
そのため、絵面的には効果無効でマウントを取っているようですが、
やっていることはただの殴り合いです。
また、相手のリソースに干渉する手段は乏しく、
理不尽を押し付けることがなかなか難しい。
創世マユを使えば追加ターンで理不尽をしているように見えますが、
エクストラターンの詰めならルーブルとヘルボ込みの盤面よりも、
タマから創世に乗って、ゲインと天使1体、ヘルボの盤面で殴りに行った方が
理不尽度では勝ることは想像しただけでも分かります。
つまり、イオナ/ユキは理不尽を押し付ける側ではあまりないということです。
また、イオナ/ユキはリソース面を攻撃されることに対して非常に脆弱です。
なにせ並ぶシグニに耐性がない上に、コンボ前提のカードが多く、
0からリソースを再構築するのが非常に困難なので。
しかし、理不尽を押し付ける側は、ピルルク然り、因果応報然り、
ハンドかエナ、どちらかを削ってきます。
思うに、ウィクロスにおける理不尽の押し付け方は、
「相手の手足を削いだうえで髪を掴んで、相手の顔を汚泥に叩きつける」
といった、故事に出てくる中国人も真っ青なやり方が多く、
(中国のお妃様の中には、気に入らない後宮の女の手足を削いだ胴体を便所に投げ込んで、その様を女の息子に「人豚がいるよ」といって見せつけるくらいのことをやるケースもありましたが)
ユキでは太刀打ちできないケースが多い。
理不尽防止機構として思い浮かぶのは金銀ですが、
ウィクロスにおける理不尽の功労者はたいていがスペルとアーツなので、
金銀を入れるのは根本的な解決になりません。
そもそも金銀はカードパワーが非常に低く、
スペースを捻出するには金字塔とのトレードオフになり、
レベル4に上がる際の盤面にリスクが増すこと、
イカへの解決法にならないこと、
などなどから、単純なデッキパワーを考えるなら絶対に入らないと思っていますし、
デッキパワーを犠牲にして金銀を入れなければならないと思う環境になったのなら、
それはそもそもユキを握るのが間違いだとすら思っています。
その時にはユキにはストレージに眠ってもらって、
自らもまた理不尽を握るか、理不尽を駆逐するデッキを組むか、
の2つに1つ。
とはいえ、全盛期ミルルン環境でもイオナを握っていた大馬鹿が
この記事を書いていますので、参考程度に考えてもらえると幸いです。
まあ、そろそろピルルクとか握ろうかなって思っていますけど……