サピエンス全史第2部(下)
第2部はホモ・サピエンスが農業革命を経ていかに変化したかを語る章だ。
前回はこちら↓
persona-kaza310.hatenablog.com
個々人ではさほど得をしないが、全体としては益をもたらした農業革命の中で、人類は次の問題に直面した。
それは、増えすぎたメンバーをいかに効率よく管理するかという問題だ。
これに対し、人類は次の2つの解決策を生み出した。
- 行動の規範となるルールの発明
- 文字、書記体系の発明
人員が増えれば、それを取りまとめるルールが必要になるし、ルールの正確性を期すためにも、何をしたのかを記録するためにも、後に残る形でしっかりと記録しなくてはならないというわけだ。
この発明により、人類は一定のルールに則って協力することが可能になった。
また、書記体系がルールを不変のものとすることで信用を加算し、かつ活動をする中で蓄積される膨大な情報を効率的に処理することが可能となった。
だが、人類が生み出したのは明るい概念だけではない。
集団が形成されていくにつれ、差別やヒエラルキーが現れるようになった。
一度現れたヒエラルキーは社会規範の一側面となり、それを逸脱することはひどく困難だった。そうなると、ヒエラルキーはさらに強固なものになり、結果的に差別や貧困に苦しむ大多数のヒエラルキー下層者と、それらから搾取する少数のヒエラルキー上層者という関係性が生まれることとなった。
感想
この本の感想というか、この形式でブログ書いていることに対してなのだが、なんだか飽きてきた。
本書の根幹は「存在しえない概念を生み出して信じて協力した人類スゲー」であり、それに沿った話が時代ごとに話が進んでいく形だ。
なので、章を読み進めて行っても異なる側面から結局は同じことを見つめ、同じ結論を得る羽目になる。
同じ物事を異なる側面から見るの面白いじゃん! という意見はあるだろうが、ブログという短い文章でまとめることを求められる形式だと結構つらい。
愚痴になってしまった。
そのため、次回からガッ、とまとめてお送りするかもしれません。
それでは、また。